受賞者 |
中津 良平 |
ATR知能映像通信研究所代 表取締役社長 |
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(2001/2/1現在) |
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功績 |
音声認識およびマルチメディアシステムの開発における指導的役割に対し |
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内容 |
自ら開発した音声認識技術に基づいて世界で最初の商用音声認識システムを開発しサービスに導入し成功させた功績およびATRにおいてマルチメディアコミュニケーション研究を立ち上げ、アートと工学の融合というコンセプトの基に種々の斬新なマルチメディアシステムを開発した。 |
受賞者 |
片桐 滋 |
ATR人間情報通信研究所 第一研究室長 |
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(2001/2/1現在) |
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功績 |
識別学習理論とその音声認識への応用に関する貢献 |
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内容 |
学習ベクトル量子化法を用いる音声認識の研究に端する一般化確率的降下法の開発研究において中心的な役割を果たした。成果は、パターン認識の基礎理論の充実に貢献し、また最近の音声認識技術の進展にも大きな影響を及ぼした。受賞は、これらの功績を評価したものである。 |
受賞者 |
緒方 信 |
ATR音声言語通信研究所 第一研究室 |
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中村 哲 |
ATR音声言語通信研究所 第一研究室室長 |
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森島 繁生 |
成蹊大学工学部助教授 |
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('01/5/1現在) |
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受賞論文 |
ビデオ翻訳システム−自動翻訳合成音声とのモデルベースリップシンクの実現− |
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内容 |
従来より研究されてきた音声翻訳技術に加え画像をも翻訳する日英双方向翻訳技術を紹介する。本手法は顔画像翻訳において、話者の表情を保つ為、口領域以外の部分には入力動画像を用い、口領域には任意の話者に適合可能な3次元ワイヤフレームモデルを用い双方を合成することを試みた。 |
受賞者 |
宮里 勉 |
ATR知能映像通信研究所 第五研究室室長 |
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野間 春生 |
ATR知能映像通信研究所 第五研究室 主任研究員 |
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杉原 敏昭 |
ATR知能映像通信研究所 第五研究室 研究員 |
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('01/5/1現在) |
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受賞対象 |
歩行感覚提示装置とその応用に関する研究 |
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内容 |
距離を隔てた人物同士の体感の共有を支援する"Tel-E-Merge"を提案し、実現の研究を進めてきた。具体的装置として、各種の歩行感覚提示装置を試作した。試作装置は、遠隔歩行訓練や臨場感通信介護等の分野への応用、通信回線を介した体感型ゲーム・スポーツ中継や仮想観光等の娯楽分野にも応用できる。 |
受賞者 |
四倉 達夫 |
ATR知能映像通信研究所 第一研究室 研修研究員 |
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('01/5/1現在) |
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受賞対象 |
高速度カメラを用いた顔面動作の分析 |
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内容 |
人間の非言語的なコミュニケーションでもっとも主要ソースとなる顔面表情に焦点をあて、表情表出プロセスを高速度カメラで撮影を行い、各器官の動きの定量化を図る。表情表出において、意図的なコントロールを与えたもの(演技表情)、そして何らかの情動喚起に伴い自発的に現れたもの(自発表情)、計2種類の表情を追う。 |
受賞者 |
中津 良平 |
ATR知能映像通信研究所 代表取締役社長 |
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('01/5/1現在) |
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受賞対象 |
感情による対話の可能なコンピュータシステムの開発 |
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内容 |
次世代情報化技術として重要なコンピュータによる感情認識に取り組み、意味的な内容に依存しないで個々の感情だけに反応するニューラルネットを考案しその出力を判別プログラムで統合する機構を開発して、感情認識技術を実現した。さらに本成果を適用して種々のシステムを開発し、技術展示などにより内外で高い評価を得た。 |
受賞者 |
堂本 千秋 |
ATR環境適応通信研究所 第四研究室 研究員 |
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('01/8/2現在) |
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受賞論文 |
Mid-Infrared electroluminescence from the Γ2-Γ1 inter subband transition using Χ-Γ electron injection in a GaAs/AlAs double-quantum-well superkattice |
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内容 |
GaAs/AlAs超格子に電界を印加したEL測定の結果、サブバンドキャリア遷移による発光を確認した。同様に電界を印加してのバンド間遷移PL測定と、発光の偏光特性を測定した結果、6.5V付近でのX1(AlAs-1)-G2(GaAs-2)共鳴が起こっていることが確認された。 本賞はPhD終了後5年以内もしくは35才以下の、狭ギャップ半導体材料の物理と応用に関して優れた発表をした第1著者に贈られるものである。 |
受賞者 |
Christa Sommerer |
ATR知能映像通信研究所 アート&テクノロジーPT 客員研究員 |
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Laurent Mignonneau |
ATR知能映像通信研究所 アート&テクノロジーPT 客員研究員 |
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('01/9/3現在) |
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受賞対象 |
Overall activities about the Art & Technology |
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内容 |
両名がこれまでインタラクティブアートの分野で様々な新しい作品を発表し、アートと技術の境界領域の仕事を推進してきたことに対して表彰された。 |
受賞者 |
中津 良平 |
ATR知能映像通信研究所 代表取締役社長 |
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('01/10/10現在) |
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受賞対象 |
音声認識システムの研究実用化と非言語情報処理の先駆的研究 |
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内容 |
単語音声、連続音声などの認識技術を開発するとともに、それに基づいて世界に先駆けて音声認識の実用化システムを開発しサービスを開始したこと、および音声に含まれる感情などの非言語情報の取扱いの研究を行い、その技術を用いた種々の新しいコミュニケーションシステムの提案・開発を行った功績に対し。 |
受賞者 |
西村 竜一 |
ATR知能映像通信研究所 第五研究室 研究員 |
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宮里 勉 |
ATR知能映像通信研究所 第五研究室 室長 |
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中津 良平 |
ATR知能映像通信研究所 代表取締役社長 |
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('01/9/28現在) |
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受賞論文 |
頭部近傍を通過する物体の聴感実時間合成 |
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内容 |
距離を隔てた人物同士の体感の共有を目標とした"Tel-E-Merge"を提案し、実現の研究を進めてきた。近年、広視野角立体視表示等により、視覚的な体感共有化が進んでいる。本研究では、音の反射や回折現象を聴覚的に考慮し、音を発生する物体が物陰に隠れた際の音感の変化を実時間で生成する手法を考案した。 |
受賞者 |
行田 弘一 |
ATR環境適応通信研究所 第一研究室
主任研究員 |
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('01/8/1現在) |
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受賞論文 |
ワイヤレスアドホックコミュニテイネットワーク |
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内容 |
ワイヤレスアドホックネットワークは、インフラのない場所に一時的に集まった人同士での携帯端末を用いたコミュニケーションをサポートするものである。我々はこの概念を進め、一時的に同じ目的を持った人々の間で形成されるコミュニティ内での通信に用いるワイヤレスアドホックコミュニテイネットワーク(WACNet)を提案してきた。論文ではこのWACNetの概要と特徴について紹介し、WACNetシステムの実現に向けた要素技術に関する研究状況について述べている。 |
受賞者 |
小野 哲雄 |
ATR知能映像通信研究所 第四研究室 客員研究員 |
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('01/9/26現在) |
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受賞論文 |
ロボットの心を読む:関係性に基づくコミュニケーションのモデル |
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内容 |
本論文では、人とロボットのコミュニケーションにおける「心を読む」メカニズムに注目することにより、発話理解のモデルを提案した。さらに、そのモデルの妥当性を実際に人とロボットの相互作用を調べる実験によって検証した。実験結果は、人の発話理解には人と対象物の間の関係性の構築が重要であることを示している。 |
受賞者 |
川人 光男 |
国際電気通信基礎技術研究所 先端情報科学研究部 プロジェクトリーダ |
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('01/9/27現在) |
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受賞対象 |
運動学習の小脳内部モデルの確立とその実験的証明 |
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内容 |
小脳の機能を計算論的な手法で明らかにし、実験によって理論の予測を検証、これにより小脳の情報処理の普遍的原理を明らかにした。 |
受賞者 |
春野 雅彦 |
国際電気通信基礎技術研究所 先端情報科学研究部 研究員 |
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('01/9/28現在) |
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受賞論文 |
ヒト知性の計算神経科学 |
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内容 |
ヒト知性を計算論的神経科学の立場から理解するための方法論について議論した。 |
受賞者 |
中沢 一雄 |
国立循環器病センター研究所 |
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鈴木 亨 |
科学技術振興事業団/国立循環器病センター研究所 |
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稲垣 正司 |
科学技術振興事業団/国立循環器病センター研究所 |
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芦原 貴司 |
滋賀医科大学/国立循環器病センター |
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八尾 武憲 |
滋賀医科大学/国立循環器病センター |
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戸田 直 |
東北大学/国立循環器病センター |
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難波 経豊 |
香川県立医療短期大学 |
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北村 喜文 |
大阪大学 大学院 |
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川人 光男 |
ATR人間情報通信研究所 第三研究室 室長 |
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稲田 紘 |
東京大学 大学院/国立循環器病センター |
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鈴木 良次 |
金沢工業大学 人間情報システム研究所 |
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杉町 勝 |
国立循環器病センター 研究所 |
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('01/12/5現在) |
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受賞対象 |
バーチャルハート |
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内容 |
心臓電気現象を再構成する汎用シミュレータ(バーチャルハート)を使い、興奮波活動(スパイラルエントリー)のダイナミクスを再現、可視化したもの |
受賞者 |
角 康之 |
国際電気通信基礎技術研究所 経営企画部
主任研究員 |
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間瀬 健二 |
ATR知能映像通信研究所 第二研究室 室長 |
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('01/10/30現在) |
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受賞論文 |
Collecting, Visiting, and Exchanging Personal Interests and Experiences in Communities |
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内容 |
コミュニティ内の知識共有促進手法を提案した。博物館見学や学会参加の個人ガイドを行いユーザの興味や経験を蓄積する携帯ガイドシステムPalmGuide、コミュニティ内のメンバーの興味の関係を可視化するSemantic Map、会場でのメンバ間の対面対話を支援するAgentSalonを紹介した。 |
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The 2001 WI/IAT |
and The 2001 International Conference on Intelligent Agent Technology |
受賞者 |
土佐 尚子 |
ATR人間情報科学研究所 第四研究室 主任研究員 |
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('01/12/19現在) |
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受賞対象 |
インタラクティブ マンザイ |
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内容 |
インタラクティブマンザイとは創発的コミュニケーションにおける「のり」の会話の研究において吉本興業と共にマンザイをネタにコンピュータ(ツッコミ)と人間(ボケ)とのインタラクティブな「のり」を実現した。 |