プレスリリース

[報道発表資料]
国立民族学博物館

特別展「みんぱくキッズワールド~おとなとこどもをつなぐもの」
における携帯端末を利用した展示ガイドシステムの公開実験
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   国立民族学博物館は、特別展「みんぱくキッズワールド~おとなとこどもをつなぐもの」の 会場におきまして、各種携帯端末を利用した展示ガイドシステムの公開実験を実施いたします。 この公開実験では、博物館の展示場における携帯端末の可能性について2つの角度から、 異なる機器を使ってアプローチしています。
   そのひとつは従来博物館で使われている紙のパンフレットやイヤホンガイドといった一方通行の 解説とは違い、個人の興味に沿ったガイドをしてくれる双方向型という特徴を持つ「ハコナビ」 というガイドシステムです。ハコナビのシステムは、(株)国際電気通信基礎技術研究所(ATR)の 開発した博物館展示ガイドシステム「ユビネクスト」(*1)をもとにしています。端末には ソニー・コンピュータエンターテイメントの携帯型ゲーム機「PSP(プレーステーション・ポータブル)」 およびDELLのPDAを使用し、無線ネットワーク(無線LAN)を介して情報をやりとりします。
   もうひとつのシステムでは、音声による展示資料解説、テキストによる文字解説や関連する文献情報、 資料に関連する画像や動画の情報を提供します。これは、さまざまな形態をとる博物館の情報を効果的に 提供することを目指しています。端末にはアップルコンピューターのデジタルミュージックプレーヤ「 iPod」を使用します。
    公開実験は会期中、午前と午後の2回おこないます。実験には申し込みいただければ、どなたでも ご参加いただけます。

ハコナビの操作方法


①箱の番号を選ぶと箱の中の 資料を紹介します。
②資料に関するクイズに挑戦
③クイズに正解すると詳しい解 説も見ることができます。



④展示内容を評価します。 ⑤システムが評価をもとに次に 見る箱を推薦してくれます。
⑥マップで次に見る箱をナビ ゲーションします。
*1ユビネクスト開発元
   ㈱国際電気通信基礎技術研究所(ATR)/㈱ATR-Promotions
   ミュージアムメディア事業部 http://community.atr.jp/project/MuseumMedia/
   (本研究開発の一部はATRが独立行政法人情報通信研究機構(NICT)の民間基盤技術研究促進制度「超高速知能ネットワーク社内に向けた
         新しいインタラクション・メディアの研究開発」により実施したものである)

公開実験の実施概要

会  場   国立民族学博物館 特別展示館1階部分
期  間   平成18年4月21日(金)~5月30日(火)の火曜日、金曜日、日曜日 
時  間   午前の部(PSP、PDA対象) 10時30分~12時00
          午後の部(iPod対象)   13時30分~15時00
応募方法  ホームページを通じた事前募集
         特別展のホームページ(http://www.minpaku.ac.jp/special/kids/) にアクセスいただき、
         内容をご確認のうえメールで応募ください。

        特別展の会場入り口付近で随時募集
          当日、定員に達していない場合におこないます。各回の開始時刻の5分
          前に会場入り口付近の受付にお越しください。
          *    各回の募集人数は各端末の台数により、PSP10人、PDA4人、iPod10人とします。
          *    モニターに参加いただいた方には簡単なアンケートにご協力いただきます。
参加費用  無料、ただし別途観覧料が必要です。
公開実験に関する 問い合わせ先
国立民族学博物館 情報企画係 公開実験担当
電話06-6876-2151(代表)
以上