プレスリリース

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2006年11月14日
(株)国際電気通信基礎技術研究所

「アジアの6研究機関との音声翻訳基盤技術の共同研究コンソーシアムA-STAR発足」
~日本・中国・韓国・インドネシア・タイ・インド・台湾~

株式会社国際電気通信基礎技術研究所(京都府「けいはんな学研 都市」 社長 畚野信義 略称 ATR)は、わが国の先端的音声翻訳技術を普及させることを目指して、 この程、中国科学院・自動化研究所(CASIA)、韓国電子通信研究所(ETRI)、インドネシア技術応用評価庁(BPPT)、 タイ国立電子コンピュータ技術センター(NECTEC)、インド中央電子工学研究所(CEERI)、台湾大学(NTU)と共同で、 アジア全域をカバーする共同研究コンソーシアム(Asian SpeechTranslation Advanced Research 略称 A-STAR)を発足します。具体的には、音声対訳文コーパスの統一フォーマットの設計、音声対訳文コーパスの 構築、処理モジュールの接続フォーマット、プロトコルの設計を行います。上記6研究機関はアジア圏において活発に音声や 言語の研究を進めており、効果的な共同研究を実施できるパートナーとして選定しました。
A-STARの中核部分は平成18年度文部科学省科学技術振興調整費アジア科学技術協力の戦略的推進プログラムでの実施課題 「アジア言語の壁の克服にむけた音声翻訳共通基盤の構築」として採択され進めているものです。
さらに、上記接続フォーマット、プロトコルなどの国際標準化にむけた活動を効率的に推進していくために、独立行政法人 情報通信研究機構(東京都小金井市理事長 長尾真 略称 NICT)がアジア諸国と推進している自動翻訳技術の研究開発も 密接に連携して国際標準化機関へ提案を行う予定です。


[補足資料]
*(株)国際電気通信基礎技術研究所
  電気通信分野における基礎的・独創的研究の拠点研究所である。
* 同音声言語コミュニケーション研究所
  音声翻訳で世界をリードしている。大規模な対訳データベースの構築とそれを利用した言語翻訳・音声言語
  認識・音声合成技術を研究している。
  URL: [http://www.atr.co.jp/index_j.html]
    ※音声言語コミュニケーション研究所は研究プロジェクトを終了しております。

*6研究機関
1.  中国科学院自動化研究所
情報・制御部門の研究所であり、音声・言語・画像・インターネットに関する研究グループを有する。中国における国立の情報、自動制御系の中核研究所であ り、国家重点プロジェクト拠点に指定されている。
URL: [http://www.ia.ac.cn/new/english/info.asp?column=191]

2.  韓国電子通信研究所
韓国における日本の産総研のような位置付けの国立研究所であり、電子通信分野を網羅。音声・言語・画像・ロボットにおける研究グループを持ち、これまで ATRと共同で音声翻訳の研究の実績がある。
URL: [http://www.etri.re.kr/www_05/e_etri/]

3.  BPPT: Badan Pengkajian Dan Penerapan Teknologi, Language Technology Laboratory (Agency for the Assessment and Application of Technology)
インドネシア国立の情報通信研究所であり、その中の言語処理に関する研究部門であり、機械翻訳・音声処理を中心とした研究を行っている。現在、ATRと共 同で音声翻訳の研究を進めつつある。
URL: [http://www.bppt.go.id/index.php?option=com_frontpage&Itemid=1]

4.  NECTEC: National Electronics and Computer Technology Center
タイ国立の電気・電子およびコンピュータ科学に関する研究所である。この中に、音声・言語・インターネットの研究部門があり、音声言語処理で研究成果を出 している。
URL: [http://www.nectec.or.th/index.html]

5.  国立台湾大学
台湾最高の大学であり、音声言語処理に関して現在ATR・東京大学他と研究協力を結んで関係を強化している。またリーダのLin-shan Lee教授は、アジアにおける音声言語コーパスの第一人者でもある。
URL: [http://www.ntu.edu.tw/english/main.html]

6.  Central Electronics Engineering Research Institute
インド国立の研究機関であり、本共同研究のリーダ、Agrawal教授は、CDAC(Center for Development of Advanced Computing)のアドバイザーも努め、両組織と共同して本プロジェクトを進めることが可能である。
URL: [http://www.ceeri.res.in/index.html]