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報道関係者各位 グローバルCOEプログラム「認知脳理解に基づく未来工学創成」の（拠点リーダ　石黒浩　 （大阪大学教授・ATRフェロー）は、自由度を少なくした低価格でありながらも、 より自然な表情を表出できる遠隔操作型アンドロイド「ジェミノイド™F」を開発しました （ジェミノイドはATRの登録商標です）。 このグローバルCOEプログラムには大阪大学と株式会社国際電気通信基礎技術研究所(以下ATR)が参画しています。 　この開発に際して報道発表を行いますので、御参集いただければ幸いです。

　これまでにATR知能ロボティクス研究所で開発されたジェミノイドHI-1は、 46自由度の身体構造を有する複雑なものでした。これに対して、今回開発したジェミノイドFは、 遠隔操作に必要最低限の自由度に絞り込むとともに、 表情についてはより自然な微笑み等を再現できるように工夫を加えました。 これによって、開発費用が大幅に抑えられたとともに、より親和性の高い女性の見かけを採用することで、 実用的な場面での幅広い利用が期待されます。 なお、ジェミノイドFのFはFemale(女性)を意味します。 　このジェミノイドFは、研究面では、 病院において陪席者として患者の安心感を得るアンドロイドとしての応用実験において利用していきます。 また、実用面では、科学館における展示物等で幅広く利用されると期待しています。
　主な特徴は以下の通りです。

・アクチュエータの数を12(Geminoid HI-1は46)にまで削減し、コストダウンを実現
・エアーサーボバルブとエアサーボ制御システムをジェミノイドF本体に組み込むとともに、家庭用電源で
　駆動できるコンプレッサーを採用、システムの大幅な小型化を実現
・歯を見せた笑い顔等、より豊かで人間らしい表情を再現
・外国人とのクオータをモデルに採用することにより、日本だけでなく海外でも受け入れられやすい見かけを実現
・ATRで培われた遠隔操作システムの技術をもとに、誰もが容易に遠隔操作できるシステムを実現
　（製品としての遠隔操作システムは近日中に開発予定）

このジェミノイドFは、 遠隔操作システムとともに(株)ココロから販売します。
　報道発表の場所とスケジュールは以下の通りです。今回プレス発表用のロボット衣装はファッションデザイナー、 コシノジュンコさんのご協力によりコーディネートされたものです。 ウォルト・ディズニー・ジャパン㈱の協力のもと、映画「サロゲート」の映像とともに、 未来社会の一シーンをお見せする予定です。


会場
　インターグループビル　1Fホール　
　〒531-0072　大阪市北区豊崎3-20-1　㈱インターグループ　TEL : 06(6372)8048(代)
　 　＊アクセス　阪急梅田駅茶屋町口より徒歩５分
　　　　　　　　　　　　　　　地下鉄御堂筋線「中津」駅４番出口より徒歩１分
　　　　　　　　　　　　　　　JR大阪北口より徒歩１２分
　　　　　　　　　　　　　　　ホテル阪急インターナショナル斜め向いピアスタワー西隣

日時
２０１０年４月３日（土）
　＜スケジュール＞
　13:00 プレス受付開始
　13:30 プレス発表開始
　15:30 一般招待者受付開始
　16:00 一般招待者向け発表開始

参加事前登録のお願い
　プレス発表への参加につきましては、事前にご所属とご連絡先(Emailと携帯電話番号) を下記担当者まで連絡いただきますようお願いいたします。
また、プレス発表全般についてのお問い合わせもこちらにご連絡をお願いします．