ATRオープンハウス2019

展示/デモンストレーションなど

研　究　開　発

❖ 脳　情　報　科　学 ❖

計算論的神経科学などの手法を用いて、脳の機能を理解し、それによって得られた知見に基づいて、人にやさしいICT技術、未来のコミュニケーション、医療、高齢者自立支援の基盤技術としての「ブレイン・マシン・インタフェース（BMI）」を開発しています。複雑な操作や訓練を必要としない、考えるだけでロボット、家電などを操作できるBMI技術の開発に成功しています。また、最新の研究成果として、寝ている時の夢を解読する「デコーディング手法」、また脳の状態を望ましい方向に導くことを可能とする「デコーディッド・ニューロフィードバック法」を開発しました。これらの最新研究を紹介します。

：おすすめ，

：デモンストレーション

認知機能を支える脳のネットワーク

高齢化による脳の状態遷移の変化

～脳波の空間パターンによる解析～

結合ニューロフィードバックの統合失調症への応用

～非侵襲ニューロテクノロジーの開発～

Can CNN Explain Properties of Primate Face Patches?

～Correspondence Between Artificial Intelligence and Neuroscience～

ニューラル質問応答モデルの仮想世界から現実世界への転移

～ライフシミュレーションを活用した日常行動の理解～

注意散漫状態への気づきの向上

～古典的条件づけに基づいたEEGニューロフィードバックを用いて～

大規模脳画像データベースの構築とその利活用

～認知機能低下のメカニズム解明に向けて～

脳情報の解読とBMI技術

脳情報デコーディング

～脳を介した情報通信の実現を目指して～

深層イメージ再構成

～深層ニューラルネットワークを用いた心的イメージの可視化～

多臨床拠点と連携したロボットリハデータベースの構築

～医工融合が拓く脳卒中運動リハビリテーションの未来～

ニューロリハビリテーションを実現するロボット駆動技術

～安全で力強さとしなやかさを兼ね備えるモジュラー式空気圧人工筋の開発～

ニューロフィードバックによる精神疾患治療

～うつ病・PTSDの新たな治療法の開発～

人間の学習における認知アルゴリズム解明

～神経科学とAIの発展と融合～

脳研究を支える解析基盤技術

脳ダイナミクスイメージングソフトウェアVBMEG2.1

～1/1000秒で変化する脳活動の可視化～

光ポンピング磁力計による脳磁図測定

～安価で小型の脳磁図測定装置による脳活動の可視化～

脳科学応用に向けた光脳計測技術

～簡便で高解像度な脳活動の可視化～

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❖ ライフ·サポートロボット ❖

ライフ・サポートロボット分野では、人々の日常生活における様々な活動をロボット技術でサポートするための研究開発を行っています。部屋に取り付けたセンサやロボットのセンサ、装着型のセンサなどを用いて、人々の行動や注意を向けている対象を推定する技術、人々の行動をロボットが理解して親しみのある対話や触れ合いを伴うコミュニケーション技術、身に着けることができるロボットによる動作支援技術、およびこれらの成果展開に向けた企業との共同研究を行っています。

：おすすめ，

：デモンストレーション

人々をサポートするロボット技術

人と協調する自動車運転システム

～人と車のここちよいインタラクションを目指して～

歩行支援用パワードウェアのための日常活動動作推定～

～パワードウェアを装着した人の動作などを推定する技術～

環境センサを融和した聴覚支援システムの研究開発

～難聴者の快適な日常生活に向け&て#65374;

人々と接するロボット技術

ロボットサービスのための人混みシミュレータ

～共存環境で活動するロボットのための HRI 行動シミュレーション技術～

人とロボットのソーシャルタッチインタラクション

実環境で日常対話を行うアンドロイドの実現

ロボットサービス開発

企業と創るロボットサービスで暮らしを豊かに

～人とロボットのインタラクション研究の成果展開～

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❖ 無　線　通　信 ❖

ユーザの視点を重視して、快適で安心な生活を提供する社会基盤としての無線通信、および無線を利用した先進的アプリケーションの実現を目指しています。具体的には、適応的な周波数利用により電波資源を効率的に活用することで無線通信システムの容量や伝送速度を改善する技術、様々なアプリケーションにおいて無線を活用するための技術などについて研究開発を行っています。

：おすすめ，

：デモンストレーション

新しい無線拠点の構築

電波利活用強靭化に向けた周波数創造技術に関する研究開発及び人材育成プログラム

適応的な周波数利用による電波資源活用

狭空間での周波数稠密利用のための周波数有効利用技術

～工場内に混在する多数の無線システムの共存を目指して～

複数周波数帯域の同時利用による周波数利用効率向上技術

～貴重な電波資源を無駄なく使う～

様々な電波環境に対応した最適通信方式選択技術

～より多くのアプリケーションを快適に使える無線通信を目指して～

干渉・ノイズに強い無線LANアクセス制御技術

～状態の悪い環境においても高レートのリアルタイム通信を実現します～

様々なアプリケーションへの無線の活用

第５世代移動通信システム（５G）の実現に向けた実証試験

～駅や工場などにおける超高速通信がもたらす世界～

広域ネットワークスキャンにおける周波数資源節約技術

～IoT時代の目立たず確実で効率的なネットワークスキャン～

通信途絶環境下でも使える可搬型ローカルクラウド技術

～ネット環境がなくても近くの人とスマホで連絡を取り合えます～

電波方式によるワイヤレス電力伝送

～バッテリーレス化に向けた無線技術～

IoT時代のサイバー・フィジカル・セキュリティ技術

サプライチェーンの信頼性を保証する先端セキュリティ技術

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❖ 生　命　科　学 ❖

持続可能で健康長寿な未来社会の創成を目指し、生物科学、医科学、数理科学、工学系科学、計算科学を融合させた分野横断型サイエンスを展開しています。
生命の根本にある基本的で普遍的な原理をあぶりだし、その原理に基づいて、多様な生命のふるまいを予測・制御し、さらにヒトの疾患を予防・治療するための研究開発を行い、将来の「何時でも何処でもライブクリニック」という未来社会の実現に貢献します。

：おすすめ，

：デモンストレーション

研究のねらい

ERATO 佐藤ライブ予測制御プロジェクト

～次世代診断・予防・先制治療の基礎となる原理のあぶりだし～

実験室紹介ビデオ・実験風景写真掲示

生命の情報を解読する

マウス多器官遺伝子発現データを用いたヒト臨床アウトカムの予測

バーチャルシングルセルRNAseq

～器官をシングルセルへ機械学習で分解～

けいはんなにおける新たな「知・もの・人」づくり

「生体5次元情報」を解読する医工計測技術を創出する「知・もの・人」づくり計画

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事　　業　　開　　発

❖ 関　連　会　社 ❖

ATRの研究成果をベースにした製品・サービスの商品化・販売を目的として設立した様々な事業会社は、ATRグループにおける事業化の核として着実に成果を挙げています。

：おすすめ，

：デモンストレーション

株式会社ATR-Promotions

ATRの研究成果展開を目的とし、特許情報提供、許諾業務、ATR技術を用いた製品開発販売及び脳研究支援事業を行なっています。
今回は、小型無線多機能センサの応用事例やATR音声言語データベースの紹介、最新の技術で先端研究を支える脳活動イメージングセンタのサービスについてご紹介いたします。

小型無線多機能センサの紹介

～医療分野への応用～

ATR音声言語データベースの紹介

～対話システム構築のコアデータ～

脳研究のトータルサポート

～豊富な経験に基づく撮像・解析技術と未来を拓くコンサルティング～

ATR Learning Technology株式会社

英語学習支援システム「ATR CALL」は音声にフォーカスした学習方法や発音を採点する技術が特徴です。
小学校英語からTOEFLまで、様々なレベル・目的の学習をe-learningで提供する「ATR CALL BRIX」をはじめ、ATRの研究成果に基づく音声技術を駆使した様々なソフトやサービスをご紹介いたします。

ATR CALL

～英語スピーキング力の向上を目指そう～

株式会社ATR-Trek

ATRの音声技術と株式会社フュートレックのソフトウェア開発技術を融合し、携帯電話等への音声認識・翻訳・合成技術展開を目的として2007年に設立されました。スマホ、ロボット、車載、スマートスピーカー、IoT機器など様々な利用シーンで身近になったAI音声対話を実現するために重要な音声認識関連技術をご紹介いたします。

音声認識によるコミュニケーション支援

～音声認識・エコーキャンセル・話者識別技術～

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❖ ベンチャー企業　∼けいはんなATRファンド∼ ❖

2015年に創設された「けいはんなATRファンド^*」を用いて設立されるベンチャー企業等への出資、設立サポートを通してATR研究成果の事業化を積極的に推進しています。

^*けいはんな学研都市ATRベンチャーNVCC投資事業有限責任組合