受賞者 |
ハラルド シンガー |
ATR音声翻訳通信研究所 第一研究室研究員 |
---|---|---|
('00/5/1現在) |
||
受賞対象 |
Speech Translation Anywhere: Client-server Based ATR-MATRIX |
|
内容 |
クライアント・サーバ構成によって開発された音声翻訳システムであり、帯域の限られた伝送路を利用することを想定し、入力音声は特徴量抽出の後に圧縮され音声認識サーバに送られる。翻訳テキストに対する合成音声の転送に関しては、利用できる伝送路容量に応じて、高品質音声(256kbps)から合成波形ユニット番号(1kbps)まで様々な品質を想定して実装をおこなった。クライアント端末ソフトウェアはWindows95/98、Linux、及びOSF1の各環境で動作可能である。また、携帯電話を用いた9.6kbpsのモバイル環境での動作テストも併せて実施した。 |
受賞者 |
入野 俊夫 |
ATR人間情報通信研究所 第一研究室 主任研究員 |
---|---|---|
鵜木 祐史 |
ATR人間情報通信研究所 第一研究室 研究員(北陸先端大) |
|
('00/5/1現在) |
||
受賞論文 |
An analysis/synthesis auditory filterbank based on an IIR implementation of the gammachirp |
|
内容 |
メリン変換の空間で最小不確定性を持つ関数としてガンマチャープは解析的に求められた。しかし、従来FIRでしか模擬できず実際の基底膜振動のように時変で特性を変化させることは困難であった。そこでこれを少係数のIIR型で実現し、さらに時変フィルタ出力から元波形を高精度で合成できることを示した。 |
受賞者 |
大谷 淳 |
ATR知能映像通信研究所 第一研究室室長 |
---|---|---|
海老原 一之 |
日本ビクター技術開発本部主任技師 |
|
楜沢 順 |
ATR知能映像通信研究所 第一研究室客員研究員 |
|
岩沢 昭一郎 |
通信放送機構招聘研究員 |
|
中津 良平 |
ATR知能映像通信研究所 代表取締役社長 |
|
David Harwood |
米メリーランド大学Faculty Reasearch Assistant |
|
('00/5/1現在) |
||
受賞対象 |
Virtual Metamorphosisi |
|
内容 |
ATR知能映像通信研究所で提案し、検討を進めている仮想変身システムをIEEE MultimediaにおけるMedia Spaces特集号で招待論文として紹介した。バーチャル歌舞伎、コンパクトシアター、Shall We Danceの技術内容と有効性について述べた。 |
受賞者 |
神谷 幸宏 |
ATR環境適応通信研究所 第三研究室研究員 |
---|---|---|
('00/5/1現在) |
||
受賞対象 |
スペクトル拡散通信システム用全ブラインド処理型CMAアダプティブアレイ |
|
内容 |
本論文は、スペクトル拡散通信システムに適用する、CMAアルゴリズムに基づくアダプティブアレーアンテナの構成法に関するものである。本提案による構成を用いることにより、いかなる参照信号をも用いずに、アダプティブアレーは逆拡散、等化及びビーム形成の3種類の信号処理を同時に達成する。則ち、拡散系列の知識がないまま、逆拡散をも非常に簡単な構成で達成することができることを特徴としている。 |
受賞者 |
匂坂 芳典 |
ATR音声翻訳通信研究所 第二研究室室長 |
---|---|---|
('00/8/1現在) |
||
受賞対象 |
コーパスベース音声合成の研究 |
|
内容 |
音声コーパスを用いた音声合成システム構築法の提案。一方式の提案にとどまらず客観的基準に従って誰もが正確に同一のシステムを構築できるコーパスベース音声合成技術を提供。本技術は、現在世界的な潮流となっており、システム構築、性能評価に科学的方法論を導入し、音声品質の飛躍的な向上を可能とした。 |
受賞者 |
西本 一志 |
ATR知能映像通信研究所 第二研究室客員研究員 |
---|---|---|
間瀬 健二 |
ATR知能映像通信研究所 第二研究室室長 |
|
中津 良平 |
ATR知能映像通信研究所 代表取締役社長 |
|
('00/11/1現在) |
||
受賞対象 |
グループによる発散的思考における自律的情報提供エージェントの影響 |
|
内容 |
本論文では、発散的思考を触発するエージェントの実現手法とその評価について述べている。アイディア断片を、キーワードの共起共有関係に基づき空間配置するすることで見出されるアイディア不在領域を埋める情報を取得する手法などの4種類の情報検索手法について被験者実験によってそれぞれの手法の特性を検証し思考支援手法に新たな知見を得た。 |
受賞者 |
佐藤 雅昭 |
ATR人間情報通信研究所
第六研究室主任研究員 |
---|---|---|
('01/2/1現在) |
||
受賞対象 |
オンラインEM法の高速収束性について |
|
内容 |
本論文では隠れ変数を持つ確率モデルに対するオンラインEM法を導いた。また、 本学習法の収束性を理論的に照明した。シミュレーションにより本オンラインEM 法が バッチEM法や最急匂配法に比べて高速に収束することを示した。 |
受賞者 |
河原 英紀 |
和歌山大学/ATR人間情報通信研究所 第1研究室客員研究員/CREST |
---|---|---|
勝瀬 郁代 |
ATR人間情報通信研究所 第1研究室 |
|
Alain DE CHEVEIGNE |
ATR人間情報通信研究所 第1研究室 |
|
('01/2/1現在) |
||
受賞対象 |
Restructuring Speech Representation using a Pitch-Adaptive Time-Frequency Smoothing and an Instantaneous-Frequency-Based of Extraction: Possible Role of a Repetitive Structure in Sounds |
|
内容 |
音声分析変換合成方式STRAIGHTの全体像を提案した。基本的には1939年のchanned VOCODERの発想に立脚しながら、周期性に着目して新しい信号処理技術を統合することにより、原音声に匹敵する自然性を有する合成音声の作成を可能にした。 |
受賞者 |
土佐 尚子 |
ATR知能映像通信研究所 アート&テクノロジーPT客員研究員 |
---|---|---|
('01/5/1現在) |
||
受賞対象 |
無意識の流れ(Unconscious Flow) |
|
内容 |
本作品は2人の人間が対面した時に表に現れてこないコミュニケーションの共鳴度を心拍情報から、興味度を身体距離から導かれたインタラクティブ共鳴度モデルによりコンピュータで分析、表現する。 芸術とテクノロジーの最高権威アルスエレクトロニカ・フェスティバル、インタラクティブアート部門で名誉賞受賞 |
受賞者 |
野間 春生 |
ATR知能映像通信研究所 第五研究室主任研究員 |
---|---|---|
宮里 勉 |
ATR知能映像通信研究所 第五研究室室長 |
|
中津 良平 |
ATR知能映像通信研究所 代表取締役社長 |
|
('01/2/1現在) |
||
受賞対象 |
能動的歩行動作に対応した歩行感覚提示装置の開発 |
|
内容 |
広大な仮想空間、あるいは遠隔地を実際に歩行しているかのような感覚を提示する装置ATLASの開発に関して、背景と先行研究、設計、実証実験についてまとめた論文である。 |
受賞者 |
米澤 朋子 |
ATR知能映像通信研究所 第二研究室研究員 |
---|---|---|
間瀬 健二 |
ATR知能映像通信研究所 第二研究室室長 |
|
('01/2/1現在) |
||
受賞対象 |
ビデオ Tangible Sound#2: Musical Instrument using Fluid Water |
|
内容 |
本ビデオ作品は、水をインターフェースに用いた楽器Tangible Sound#2に於ける、新たな概念Source&Drainの導入と実装方法について説明するものである。制作意図とシステムの構成、また演奏風景などを収め、どのように水とインタラクションしながら音を楽しむかを表している |
受賞者 |
大橋 力 |
ATR人間情報通信研究所 感性脳機能特別研究室室長/千葉大学工学部教授 |
---|---|---|
('01/2/1現在) |
||
受賞対象 |
情報環境学の体系化・メディア情報環境と脳との適合性の研究 |
|
内容 |
いま重要視され始めたメディアエコロジーを1980年代に「情報環境学」として先駆的に体系化した。この知的体系の有効性を可聴域上限をこえる高周波による脳活性化効果(Hypersonic Effect)の発見によって実証し、利便性・効率性優先から人間尊重へというメディア技術・思想の変革を先導した。 |
受賞者 |
国際電気通信基礎技術研究所 経営企画部開発室 |
|
---|---|---|
('01/2/1現在) |
||
受賞対象 |
新音声合成技術を利用した音声コンテンツ提供システム |
|
内容 |
どのような人の声でも合成ができる音声合成技術を利用して、コンテンツ提供者の文字コンテンツを音声データに変換しウェブサイト運用者に提供するシステムを開発することにより、人間の肉声に近い様々な音声でのコンテンツ提供を可能にし、情報化の促進に大きく貢献した。 |
受賞者 |
秋葉 泰弘 |
NTTコミュニケーション科学基礎研究所研究主任 |
---|---|---|
中岩 浩巳 |
NTTコミュニケーション科学基礎研究所主任研究員 |
|
白井 諭 |
ATR音声言語通信研究所 第三研究室室長 |
|
大山 芳史 |
NTTコミュニケーション科学基礎研究所主幹研究員 |
|
('01/2/1現在) |
||
受賞論文 |
Interactive Generalization of a Translation Example Using Querles Based on a Semantic Hierarchy |
|
内容 |
機械翻訳で利用する文構造変換ルールを学習する対話型システムを提案した。システムは翻訳事例の候補を動的に作成し、候補が翻訳事例として妥当性であるかをシステム操作者に問いながら学習を進め、最終的にルールを学習する。学習されたルールは人手作成のルールと同じか、又はより適切であると実験的に確認した。 |
|
ICTAI 2000 |
The 12th IEEE International Conference on Tools with Artificial Intelligence |
受賞者 |
Daniel E.Callan |
ATR人間情報通信研究所
第4研究室客員研究員 |
---|---|---|
Ray D. Kent |
Dept. of Communicative Disorders,
University of Wisconsin-Madison: Professor |
|
Nelson Roy |
Dept. of Communicative Disorders, Minot
State University : Assistant-Professor |
|
Stephen M. Tasko |
Army Audiology & Speech Center:
Research |
|
('01/2/1現在) |
||
受賞論文 |
Self-Organizing Map for the Classification of Normal and
Disordered Female Voices |
|
内容 |
ニューラルネットの学習アルゴリズムの一つであるSelfOrganizinMap(SOM)を用いて、音声障害の分類を試みた。音声障害者と健常者の音声を様々な音響分析手法により計測し、それらの値を用いてSOMに学習をさせた。SOMの分類性能は従来の統計学的手法によるものより優れたものであり、SOMが音声機能の評価に適していることを示した。 |
受賞者 |
四倉 達夫 |
ATR知能映像通信研究所 第1研究室研修研究員/成蹊大学 |
---|---|---|
Kim BINSED |
(株)i-chara |
|
Frank NIELSEN |
ソニーコンピュータサイエンス研究所 |
|
Claudio PINHANEZ |
IBM T.J Watoson Research |
|
鉄谷 信二 |
ATR知能映像通信研究所 第1研究室長 |
|
森島 繁生 |
ATR知能映像通信研究所 第1研究室客員研究員/成蹊大学 |
|
('01/2/1現在) |
||
受賞論文 |
Hyper Mask:3次元顔モデルを用いた仮面の表現技法 |
|
内容 |
Hyper Maskとは従来単一の顔を表現する仮面の概念を進化させ、一つの仮面からあらゆる口形状、感情そして 演出したい人物を自由に生成可能なシステムである。このシステムを用いることで、その仮面を装着した役者の表現の 幅や新しい演出方法が生み出されていくと考えられる。 |