プレスリリース

   

WaveArrays株式会社とATRがアクティブ・フェイズド・アレイ・アンテナの高性能化に向け連携
~簡易かつ機動的な衛星地球局の実現を目指して~

2018年6月11日 

WaveArrays株式会社
株式会社国際電気通信基礎技術研究所(ATR)
けいはんな学研都市ATRベンチャーNVCC投資事業有限責任組合
無限責任組合員 日本ベンチャーキャピタル株式会社(NVCC)

 WaveArrays株式会社(本社:兵庫県尼崎市、代表取締役:賀谷信幸、以下「WA社」)は、同社が進めるアクティブ・フェイズド・アレイ・アンテナの高性能化において株式会社国際電気通信基礎技術研究所(本社:京都府相楽郡精華町、代表取締役社長:浅見徹、以下「ATR」)と連携することに合意しました。なお、本取組みについてWA社は、「けいはんな学研都市ATRベンチャーNVCC投資事業有限責任組合(けいはんなATRファンド)」※1及びATRの出資を得ました。
 WA社は、代表取締役・賀谷信幸(神戸大学名誉教授)が宇宙太陽発電衛星の研究開発で培ったフェイズド・アレイ・アンテナ技術を元に、超小型衛星利用市場に向けたアクティブ・フェイズド・アレイ・アンテナの開発、販売、および衛星地球局サービスの提供を目指して2016年に設立されたベンチャー企業です。また、ATRは30年にわたり無線通信や電波に関する研究開発を行っており、アンテナや無線送受信信号処理技術に関する豊富な研究実績を有しています。両社は今後、各々の強みを組み合せ、簡易かつ機動的な衛星地球局の実現に向けWA社アンテナの高性能化を進めます。


図. 通常のパラボラアンテナと、WA社が開発したアクティブ・フェーズド・アレイ・アンテナの外観イメージ

 WA社が独自開発したアクティブ・フェイズド・アレイ・アンテナは、多数のアンテナ素子を3次元状に配置した構成を持ち、衛星地球局として一般的に使われてきたパラボラアンテナに比べて次のような利点があります。

  • アンテナの指向性制御は電気的に行われるため高速で柔軟な制御が可能。
  • 平面フェーズドアレイにくらべ全方位の信号送受信が可能。
  • 異なる複数衛星からの電波を同時送受信可能。

多方面からの電波の同時受信が可能な本アンテナの特性を最大限に活用するためには、多数の受信信号から対象信号を効率よく抽出する信号処理技術が重要となります。この技術開発においてATRの研究成果を適用することを検討していきます。


 本アンテナの基本技術は、2012年度に終了した内閣府最先端研究開発支援プログラム「日本発の『ほどよし信頼性工学』を導入した超小型衛星による新しい宇宙開発・利用パラダイムの構築」において開発されました。このプログラムは、研究成果に基づくWA社設立など宇宙開発市場拡大への寄与も評価され、第3回宇宙開発利用大賞(2018年3月)で内閣総理大臣賞を受賞しました。

※1)けいはんな学研都市ATRベンチャーNVCC投資事業有限責任組合・・・ATRが有する技術シーズの事業化を目的に、日本ベンチャーキャピタル株式会社(NVCC)(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:奥原主一)が無限責任組合員として2015年2月に設立したファンドで、株式会社産業革新機構をはじめ、株式会社新生銀行、株式会社京都銀行等の民間金融機関 や住友電気工業株式会社、KDDI 株式会社等の事業会社が出資を行っています。

【WaveArrays株式会社】
事業内容アクティブ・フェイズド・アレイ・アンテナ技術の宇宙応用に関する事業
本社兵庫県尼崎市武庫之荘 5-44-9
代表者代表取締役 賀谷 信幸
電話番号090-6979-8493
担当窓口賀谷 信幸
E-mailn.kaya@wavearrays.com
Webサイトhttp://

【株式会社国際電気通信基礎技術研究所(ATR)】
事業内容脳情報科学、ライフ・サポートロボット、無線通信、生命科学などの情報通信関連分野における研究開発及び事業化
本社京都府相楽郡精華町光台二丁目2番地2(けいはんな学研都市)
代表者代表取締役社長 浅見 徹
担当窓口経営統括部 企画・広報チーム
電話番号0774-95-1176  FAX番号:0774-95-1178
E-mailpr@atr.jp
Webサイトhttp://www.atr.jp/

【日本ベンチャーキャピタル株式会社(NVCC)】
事業内容ベンチャーキャピタル業
本社東京都千代田区丸の内2丁目4番1号 丸の内ビルディング34階
代表者代表取締役社長 奥原 主一
電話番号03-6256-0230(受付/土日祝日除く9:00~17:00)
担当窓口投資部門 佐藤
E-mailinfo@nvcc.co.jp
Webサイトhttp://www.nvcc.co.jp/