展示
EXHIBITION
研究開発
研究開発
RESEARCH & DEVELOPMENT
脳情報科学
脳機能の知見に基づく最新のブレインマシンインタフェース(BMI)を開発し、すべての人が利用できる革新的な技術基盤を確立します。
認知機能を支える脳のネットワーク
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N1
刺激にロックされた脳状態遷移の可視化
~脳波マイクロステートの連続表現~デモ
基礎
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N2
屋内環境理解のための3次元質問応答
~3次元空間の内容を理解して質問に答えるAIシステム~基礎
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N3
脳波-fMRI同時計測データの収集と解析
~メタ認知BMI開発をめざす試み~基礎
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N4
大規模脳画像データベースの構築とその利用活用
~認知機能の変動・変化を捉えるために~基礎
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N5
注意散漫なスマートフォン使用とスマートフォン依存
~日常行動計測による検討~オススメ
基礎
脳情報の解読とBMI技術
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N6
脳情報デコーディング
~脳を介した情報通信の実現を目指して~応用
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N7
深層イメージ再構成
~心的イメージの可視化~応用
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N8
遠隔ニューロリハビリテーションのためのロボット開発
~身体機能の個別性のモデル化とロボットアシストの最適化~デモ
応用
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N9
Online Reinforcement Learning Control of
Nonlinear Dynamic Systems
~An Online Q-Learning Based Solution to Optimal Control Problems~オススメ
基礎
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N10
Metacognitive Link Between Detection and Discrimination Tasks
~Does Detection of Target Involve Higher-Order Mechanisms?~基礎
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N11
内部モデルに基づく環境推論
~結果の原因は自分なのか~基礎
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N12
ゲーム障害に対するニューロフィードバックを用いた治療法の開発
~脳活動デコーディングと治療的応用 ~応用
脳研究を支える解析基盤技術
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N13
光ポンピング磁力計を用いた脳磁場計測システム
~簡便で高精度な脳活動の可視化を目指して~デモ
基礎
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N14
fMRIデータに基づいたうつ病患者層別化マーカーの開発
~脳活動から決める最適なうつ病治療を目指して~応用
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N15
Real-Sim-Real Robot Control Framework
?Based on Internal Model Learning?オススメ
基礎
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N16
Neuroergonomics Approach to Investigate Dynamic Whole-Body Movement
~Toward Development of Cyborg Skateboarding~基礎
深層インタラクション
深層インタラクション総合研究所では、ロボットが仲立ちする快適な百寿社会の実現に向けて、サイバーとフィジカルが融合するこれからの社会における、人と人、人とロボット、人と社会の関わり(インタラクション)を深く理解する研究開発に取り組んでいます。ここでは、人に寄り添って動けるロボットとのインタラクション、サイバネティックアバターを介したサイバーフィジカル社会への参加、大学や企業を巻き込んだ深層インタラクション研究の社会実装について紹介します。
深層インタラクショングループ紹介
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D1
サイバーとフィジカルが融合した社会の深層インタラクション
基礎
人-ロボットインタラクション
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D2
人とロボットのソーシャルタッチインタラクション
基礎
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D3
街角環境で人と共生するインタラクション・ロボット
基礎
サイバネティックアバターインタラクション
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D4
人とアバターを繋ぐCA基盤の開発
デモ
応用
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D5
多層生体情報から読み解くアバター利用の生体影響
オススメ
基礎
サイバネティックアバター開発
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D6
標準移動型サイバネティックアバターの開発
オススメ
デモ
応用
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D7
人を抱擁するサイバネティックアバター
基礎
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D8
認知的に臨場感が得られるアバターの操作インタフェースの開発
オススメ
デモ
応用
アンドロイドロボットインタラクション
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D9
ホスピタリティのあるアンドロイドロボットの動作生成
デモ
基礎
深層インタラクションの社会実装
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D10
対話ロボット/エージェントシステムの社会実装に向けた取り組み
オススメ
デモ
応用
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D11
環境センサと融和した聴覚支援システム
~難聴者による評価~デモ
応用
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D12
サイバネティックアバターの社会実装
デモ
応用
無線・通信
ユーザ視点を重視して、快適で安心な生活を提供する社会基盤としての無線通信、および無線を利用した先進的アプリケーションの実現を目指しています。具体的には、Beyond 5G/6Gの実現に向けた研究開発や、適応的な周波数利用によって電波資源を効率的に活用する技術、ならびに様々なアプリケーションにおいて無線を活用するための技術等の研究開発を行っています。
Beyond 5G/6Gに向けた研究開発
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W1
トラフィックのバースト特徴を用いたアプリ種別の推定
デモ
応用
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W2
可変反射板を用いた無線伝搬路の動的制御による通信品質向上
基礎
適応的な周波数利用による電波資源活用
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W3
様々な電波環境に対応した無線ネットワーク制御技術
デモ
応用
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W4
簡単・安定な産業応用を実現するマルチダイバーシティ無線LAN
デモ
応用
様々なアプリケーションへの無線の活用
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W5
リアルタイムアプリケーションを支える無線通信技術
デモ
基礎
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W6
ワイヤフリーロボット実現に向けた無線電力伝送/通信技術
オススメ
デモ
応用・報道発表
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W7
車載ハーネス軽量化を実現する有線/無線連携通信技術の研究開発
デモ
応用
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W8
通信途絶環境下でも使える可搬型ローカルクラウド技術
オススメ
デモ
応用
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W9
空芯ビームによるドローンへのワイヤレス給電
デモ
基礎
Beyond 5G時代のセキュリティ技術の研究
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W10
5G/B5G無線通信プロトコルにおけるセキュリティ評価
基礎
生命科学
ヒト体内精密情報の成り立ちの解明と制御の実現を目指し、体内精密情報(ナノ、ミクロ、ミリ、マクロ、時系列情報)のリアルタイム計測による見える化、数学や数理情報学の概念・ツールを用いたモデル化と予測、予測から制御ターゲットを発見することで健康維持・疾患の予防・若返り・健康長寿・蘇生を可能とする研究を展開しています。
体内精密情報デジタルツインシステム
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L1
体内精密情報デジタルツインシステム
オススメ
基礎
体内精密情報の制御
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L2
唾液腺由来の分泌性タンパク質群によるリン恒常性制御
基礎
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L3
生物の生死チェックポイントメカニズム候補の同定
基礎
体内精密情報のモデル化、体内精密情報の制御
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L4
マルチモーダル疾患クラスタリングによる治療転用の可能性発掘
基礎
体内精密情報(ナノ、ミクロ、ミリ、マクロ、時系列情報)のリアルタイム計測
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L5
ソフトマテリアルによる人工細胞膜の形態制御
基礎
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L6
シアノバクテリアの光応答戦略の解明とそれに基づく応用利用
基礎
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L7
デジタルツイン向け生体埋め込みデバイスプロトタイピング
基礎
体内精密情報のモデル化
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L8
圏論とその諸科学への応用
基礎
事業開発
BUSINESS DEVELOPMENT
関連会社
2004年以降、ATRの研究成果をベースにした製品・サービスの商品化・販売を目的として設立した様々な事業会社は、ATRグループにおける事業化の核として着実に成果を挙げています。

ATR-Promotionsでは、主にATRの研究成果展開を目的とした活動をしています。 今回は今年度からの新体制における、センサ関連事業やATRコーパス事業のご紹介、最新の技術で先端研究を支える脳活動イメージングセンタのサービスについてご紹介いたします。
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G1
ヒト・モノ・コトをはかるセンシング技術
デモ
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G2
ATRコーパス:ATR研究で培われた高品質データセット
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G3
脳画像研究のトータルサポート
~信頼の撮像・解析技術とコンサルティングを提供~

ATR Learning Technology株式会社は、ATRにおける外国語音声学習技術の研究開発から生まれた英語学習システム『ATR CALL』を学校を中心に導入しています。本展示では最近の導入事例を紹介しつつ、英語力の測定とドリル学習を行う「ATR CALLチャレンジカップ」を体験していただきます。
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G4
ATR CALL BRIX
小中学校~大学への展開デモ
ATRの音声技術と株式会社フュートレックのソフトウェア開発技術を融合し、携帯電話等への音声認識・翻訳・合成技術展開を目的として2007年に設立されました。機械製品や生産設備の稼働音を分析し、正常状態との違いを数値によって見える化する音のAI検査ソリューションをご紹介いたします。
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G5
音のAI検査ソリューション
~異常音検知技術~デモ
ベンチャー企業~けいはんなATRファンド~など
2015年創設の「けいはんなATRファンド」は、2021年4月時点で15社のベンチャー企業へ出資してきました。ATRではこれら出資ベンチャーとの共同研究開発や、研究成果の提供・技術支援を通して成果の事業化を促進するとともに、けいはんな学研都市のさらなる発展にも貢献していきます。

日本ベンチャーキャピタル(NVCC)は自らベンチャー企業を興し、現在、各分野で成功をおさめている事業家や、ベンチャー支援に熱意を持つ大手企業などが結集し、これまでとは異なる、支援型の本格的なベンチャーキャピタルをめざして、1996年に設立されました。 各専門分野の経験豊かな事業家たちの協力のもとに、わが国の次世代を担う起業家・ベンチャー企業に対して、中立的なスタンスで多面的に応援してまいります。
空飛ぶクルマ、ドローン向け ポート開発への取り組み
複数のドローンやロボット、各種デバイスを遠隔・目視外で自動制御・連携させることでさまざまな業務のDX化・オートメーション化を実現するブルーイノベーション独自のデバイス統合プラットフォーム「Blue Earth Platform(BEP)」を軸に、以下ソリューションを開発・提供しています。
- プラント・工場・水道インフラDXソリューション
- 通信インフラ・フィールドメンテナンスソリューション
- 流通・物流DXソリューション
- スマートオフィスソリューション
- 人材育成・トレーニングソリューション
ロボットプラットフォームBOCCO emo APIsを活用した開発事例
「ロボティクスで、世界をユカイに」をビジョンに掲げ、代表の青木とCTOの鷺坂が2011年に創業したロボティクスベンチャーです。自社製品で培ったコミュニケーションデザインやIoT・ロボティクス技術を強みに、法人のtoB/toCの新サービス・製品開発をご支援しています。コミュニケーションロボット(BOCCO emo)のプラットフォームを活用した、子育て、シニア向け、店頭・オフィス等でのユースケース拡大を進めています。

REVISIO株式会社(旧 TVISION INSIGHTS株式会社)は、テレビの「視聴質」を計測する会社です。REVISIOが開発した最先端の人体認識技術を活用し、リビングルームでのテレビの視聴態勢を取得してデータ化する手法は世界的にも稀であり、既存にはない極めてユニークなデータセットを創業以来取得・蓄積してきました。テレビの持つ本来のポテンシャルを顕在化すべく、急速な成長を続けております。
ANYCOLOR株式会社は、VTuber / バーチャルライバープロジェクト「にじさんじプロジェクト」をはじめとし、海外VTuber事業や新規事業を行っているエンタメ系スタートアップです。最新の技術を駆使し、新時代の切り込み役として社会に対する思いを形にし、世界の人々の日常に魔法のような体験を提供していきます。

ムーンショット目標1でのBMIに関する取り組み
~身体的能力と知覚能力の拡張による身体の制約からの解放:Internet of Brains(IoB)?
誰もが、頭に思い浮かべた言葉や行動イメージだけでサイバネティック・アバター(CA)を連携させて、社会活動への参加を目指し、心的イメージや意図を読取るブレイン・マシン・インターフェース(BMI)の性能を向上させ、社会における利活用の推進と倫理的課題を解決し、BMI-CAの新たな産業基盤を創ります。
ライセンス・パートナー企業など
会社設立以来のATRの研究成果を基にした特許等の知的財産のライセンス等により、ATR関連会社以外の企業を通じた商品化に寄与すると共に、異分野の外部機関との積極的な連携体制を構築し、今日の様々な社会的課題の解決に向けた取り組みを進めています。

人が「こころ」を感じるロボットの開発を目指して
理化学研究所は国内唯一の自然科学の総合研究所です。ATRを拠点にロボット研究やAI研究に取り組んでいます。ガーディアンロボットプロジェクトでは、ロボットと人が共存する未来社会を想定し、実空間で人間と共存する自律的なロボットの開発を目指しています。オープンハウスでは、3階W棟北側の研究スペースで各種ロボット等を展示しています。
高品質日本語音声合成エンジンAITalk?
株式会社エーアイは、ATRで研究開発された「コーパスベース音声合成」技術を元に、独自の日本語自由文音声合成エンジンを法人向けに「AITalk(R)」シリーズを、コンシューマ向けに「A.I.VOICE(TM)」の開発・販売を行っております。開発・セールス・サポートを一貫して自社で行うことでサポートやカスタマイズへの迅速な対応が可能です。また用途に応じた多数の製品を提供しており、機器組込~エンタメまで、様々な用途に応用されています。オープンハウスでは各種製品の紹介と現在研究開発中の深層学習を用いた最新の日本語音声合成技術について展示を予定しています。

新しいATRの夢を創ろう
ATRメタリサーチイノベーション協会(ATRMI)は、情報通信および人工知能の技術、ならびにこれらをベースとする脳情報科学や生命科学等の分野の研究開発の振興と社会イノベーションの推進を目的とする一般財団法人です。けいはんな学研都市の特徴を活かした研究開発の推進、ATRの研究成果の展開とともに、社会イノベーションの推進のための人材育成を目指します。

砂栽培の可能性
ATR様敷地内にあるトレファームラボは、トレファーム事業の実証の場として「シェアリング農業の実践」「地域のさまざまな学校や団体との協業」「大学や企業との共同研究」「障がい者の就労」をテーマとし、かつ地域に開かれた農場として運営してきました。これまでの活動総括と今後広がる農業の可能性、農業+αの事業展開をご紹介します。

高床式砂栽培農業(人・環境に優しい軽労化農業)
高床式砂栽培農業とは、栽培床を高床構造にすることで作業者の足腰の負担を軽減し、高齢な方や身体に障碍を持った方も栽培に取り組むことが出来ます。 また土ではなく透水性、通気性の良い砂を用いることで作物の根の健全性を維持しつつ、一定の負荷を与えることで野菜本来の味を引き出すことが出来る栽培方法です。

人と環境にやさしい「高床式砂栽培」普及への取組み
土の代わりに砂を用いて野菜や果物を育てる砂栽培法の普及を目指しています。力が要らず砂は入れ替えが不要で、人と環境にやさしい栽培法です。普及に向け、砂栽培士の資格認定事業、人材育成や資格取得を促進するための栽培技術に関する講義や実習の実施、各地の砂の栽培適正認定事業などを行っています。また、多種多様な植物を栽培でき手軽に育てる楽しみを味わえる特長を活かし、個人向けに「砂栽培クラブ『さらGarden』」を運営しています。

ポスト音声翻訳時代に向けたバリアフリー社会実装
株式会社フィートは、ATRそして情報通信研究機構の多言語音声翻訳技術に基づいたソリューションを出発点とし、コミュニケーションを支えるテクノロジーを通じて、社会課題に取り組んでいます。加えて、集音、音声・音響解析、自然言語処理、音場制御技術などに力を入れ、言語・音・空間の接点がある分野において活躍しています。実装例として、教育現場での聴覚障害者・難聴者の受講及び、生徒間のコミュニケーションを支援するアプリを提供、また、自治体や鉄道などの窓口や、放送案内向けの多言語音声翻訳・自然言語処理システムの開発と運用、さらに産業分野において音響解析と機械学習による設計支援ツールの開発が挙げられます。
可搬重量2kgの台車用ロボットアーム「AMIR(アミル)740」
研修開発用途からホビー・教育用途、コミュニケーションロボットなど、多岐にわたるロボット製品を開発・販売しています。ATRとの関連では、ロボビーシリーズや、人の存在感を伝える電話ロボット「テレノイド」で、開発・販売協力を行っています。最近、人との会話機能に主眼を置いて開発した「Sota」や「CommU」、機能を大幅に削ぎ落し、その存在感による対話を企図した「かまってひろちゃん」があります。また、ROS対応の研究開発用台車ロボット「メガローバーVer3.0」や、高精度な位置制御や無線通信機能を搭載し、運搬のため新製品となる可搬重量2kgのロボットアーム「AMIR(アミル)740」を開発しました。

自分の声ソフトウェア「ボイスター」
株式会社ヒューマンテクノシステムは、ATR音声言語コミュニケーション研究所の研究成果である「波形素片接続型音声合成システム(開発コード名:XIMERA)」をベースとした音声合成ソフトウェア「自分の声ソフトウェア・ボイスター」の開発・製造・販売を行っています。2007年の販売開始以来、「あの声でなくてはならない、そんな思いに応えます」をスローガンに、録音音声をそのまま使う「波形素片接続型」の特性を生かし、肉声感の高い合成音声による「第二の自分の声」を提供することで、病気や手術で声を失われる方の社会参加を支援してきました。本展示では、「ボイスター」の特徴や利用実績に加え、声質変換を使った新たな取り組みについてご紹介します。

音声認識ソリューション
当社は、1961年創業のエレクトロニクスを中心とした付加価値の高い商品とサービスを提供するトータルサービスカンパニーです。半導体とICT、それぞれの強みに独自の技術開発を加え、お客様の課題やお困りごとを他社よりも早く、優れたやり方で解決させていただく企業を目指しております。開発した音声認識ソリューションは、簡易設定、高速応答、高認識率のみに留まらず、通常の会話が成立せぬような高雑音環境下でもご利用いただけます。展示ブースでは、ATRコーパスを活用した高雑音耐力音声認識技術と、既に家電製品にもご採用戴いているユニークなデモもご用意いたしております。当社が目指す姿の一例を、是非お楽しみください。