プレスリリース

************************************************
その①

資料提供及び報道解禁日時:平成19年5月31日 13:30
2007年5月31日

会社名  株式会社フュートレック
代表者名 代表取締役社長  藤木 英幸
(コード番号:2468)
会社名  株式会社国際電気通信基礎技術研究所
代表者名 代表取締役社長  畚野 信義

フュートレックがATR-Langへ資本参加
~ATR音声翻訳関連技術の事業展開を本格化~

株式会社フュートレック(本社:大阪市淀川区 代表取締役社 長:藤木英幸 以下フュートレック)は、株式会社国際電気通信基礎技術研究所(本社:「けいはんな学研都市」(京都府相楽郡精華町)代表取締役社長:畚野 信義 以下ATR)の関連会社である株式会社ATR-Lang(*)(本社:「けいはんな学研都市」(京都府相楽郡精華町)代表取締役社長:袋谷丈夫)の 発行株式総数の66%を取得し、連結子会社化することにいたしました。この結果、商号、本社所在地、代表等が本日をもってつぎのように変わりました。

 商号:株式会社ATR-Trek
 本社所在地:神奈川県川崎市
 代表取締役:木道 嘉之

 (*)ATR-Langは、ATRの成果展開子会社である(株)ATR-Promotionsの100%出資子会社でATRの孫会社になる。


<株式取得の目的>
昨年12月のATRとの業務提携により開発を進めてまいりました音声認識技術において、それぞれの製品開発分野における強みを生かし技術面の補完を図って まいりましたが、この度、さらなる関係の強化と相互技術の事業化を図り、技術サービス会社への発展を目指し当社は株式会社ATR-Langに資本参加を行 います。

ATRとの業務提携にもとづき開発する製品の販売、サービスの展開を株式会社ATR-Trekによって推進することにより、フュートレックは音声認識関連 における磐石な基礎を築き上げられる一方、ATRにとっては保有技術の事業化が促進され、研究成果の実利用の拡大、および収益還元につながるものと期待さ れることから、大きなシナジーがあると判断いたしました。


<株式会社ATR-Trekの主な事業内容>
1.ATR保有の特許など知的財産のライセンス販売の実現化へ
音声認識に関するATRが保有する技術と、フュートレックが保有する技術とを融合させ、音声認識技術のライセンス販売を実現します。
2.コンテンツプロバイダとしての音声翻訳サービスの実現化へ
ATRの保有する翻訳、音声合成の技術を用いた商用の翻訳サーバー・音声合成サーバーを開発し、早期のサービス提供を実現するために、サービス提供会社へ サーバーの提供及び立上げ支援を行います。
3.辞書製品(音声認識向け・バックエンド向け)の開発及び開発受託
バックエンド向けの辞書を開発するとともに、海外仕様・多言語に対応した差別化・高付加価値化に向けた研究開発を推進します。

なお、ATRが保有する音声認識、翻訳、音声合成の各技術の一部は、ATRが独立行政法人情報通信研究機構(NICT)から受託したプロジェクト「大規模 コーパスベース音声対話翻訳技術の研究開発」の成果です。

               ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
【音声認識技術とは】
音声認識とは、携帯端末に向かって音声で入力すると、様々な発音・声質から言葉を聞き分け、正確に判断し、語意を特定するものです。これにより想定される サービスとして、携帯端末に話しかけるだけでサイトの検索ができたり、端末の操作が可能となったりします。分散音声認識とは、音声認識処理を一つの機械で の処理ではなく、端末と本体とを分けて処理することをさします。

【音声翻訳技術とは】
音声翻訳とは、音声の認識と翻訳とを一括して行なうものであります。携帯端末に向かって音声で入力すると、センターの音声翻訳サーバーが相手言語に翻訳し た結果を、端末に文字や音声で返すものです。
既に全国に張り巡らされた移動通信ネットワークを介して、ストレスのない速度で実行可能とするものです。利用者はマイクを装着することなく、手に持った自 然な状態で言語の異なる者同士が端末に喋りかけるだけで翻訳が可能となります。

■■■この件に関するお問い合わせ先■■■
株式会社フュートレック
IR担当:藤野、井筒
TEL:06-4806-3112  FAX:06-4806-3119  E-mail:info@fuetrek.co.jp
上記リリースは、 http://www.fuetrek.co.jp にUPされております。
株式会社国際電気通信基礎技術研究所  音声言語コミュニケーション研究所
  企画担当:袋谷 
TEL:0774-95-1301 FAX:0774-95-1308 E-mail:takeo.fukuroya@atr.jp
※音声言語コミュニケーション研究所は研究プロジェクトを終了しています。

===== 株式会社国際電気通信基礎技術研究所 概要 =====
1.    代表者:畚野信義
2.    設 立:1986年 3月22日
3.    資本金:1億円
4.    業務内容:電気通信基礎技術に関する研究開発・調査及びその成果の販売

===== 株式会社フュートレック 概要 =====
1.代表者:藤木英幸
2.設 立:2000年4月17日
3.資本金:6億7940万円
4.業務内容:携帯電話ネットワークに関するサービスの企画・提案、及びそれを実現するためのシステム設計

*************************************************
その②
平成19年5月31日
各 位
会社名  株式会社フュートレック
代表者名 代表取締役社長   藤木 英幸
(コード2468 東証マザーズ)
問合せ先 取締役管理グループ長 池田 三春
(TEL 06-4806-3112)


子会社の異動(株式取得)に関するお知らせ

  当社は、平成19年5月31日開催の当社臨時取締役会において、株式会社ATR-Lang(本社:京都府相楽郡精華町、代表:袋谷 丈夫)の株式を取 得し、連結子会社化することを決議いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。
  この結果、ATR-Langは、本日をもって商号をATR-Trekに変更いたしました。



1.株式取得の理由
   昨年12月の株式会社国際電機通信基礎技術研究所(ATR)との業務提携により開発を進めてまいりました音声認識技術において、それぞれの製品開発 分野における強みを生かし技術面の補完を図ってまいりましたが、この度、さらなる関係の強化と相互技術の事業化を図り、技術サービス会社への発展を目指し 当社はATR-Langに資本参加を行います。

ATRとの業務提携にもとづき開発する製品の販売、サービスの展開を株式会社ATR-Langによって推進することにより、当社グループは音声認識関連に おける磐石な基礎を築き上げられる一方、ATRにとっては保有技術の事業化が促進され、研究成果の実利用の拡大、および収益還元につながるものと期待され ることから、大きなシナジーがあると判断いたしました。

   今後も当社グループでは、既存技術並びに事業とのシナジーが高いと判断される場合には、新規育成するだけでなく、今回のようなM&Aによる技術領 域・事業領域の拡大を図り企業価値を高める努力をしてまいります。

2.対象会社の概要
  (1)商号:株式会社 ATR-Lang
  (2)代表者:袋谷 丈夫
  (3)所在地:「けいはんな学研都市」(京都府相楽郡精華町)光台二丁目2番地
2ATR内
  (4)設立:平成17年8月1日
  (5)主な事業の内容:1.音声翻訳関連技術の成果展開及び販売
2.研修、セミナー、コンサルティングその他の技術普及に関する企画と実施
3.上記業務に関わる業務受託
4.上記に関連する一切の業務
  (6)決算期:3月末
  (7)主な事業所:京都
  (8)資本の額:4,000万円
  (9)発行済株式総数:800株
(10)大株主構成および所有割合
    株式会社ATR-Promotions : 800株(100.0%)
(11)最近事業年度における業績の動向

平成18年3月期 平成19年3月期
売上高 7,142 千円 46,884 千円
経常利益 △657 千円 2,778 千円
当期純利益 △711 千円 2,034 千円
総資産 9,288 千円 55,089千円
純資産 15,813 千円 11,323 千円
(12)当社との関係
    資本関係、人的関係に関しては、該当事項はありませんが、同社とは販売取引があります。

3.株式の取得先
既存株主である株式会社ATR-Promotionsより、発行株式総数の66.0%にあたる528株を取得いたします。
    (1)商号:株式会社 ATR-Promotions
  (2)代表者:畚野 信義
  (3)所在地:「けいはんな学研都市」(京都府相楽郡精華町)光台二丁目2番地2  ATR内
  (4)設立:平成16年11月1日
  (5)主な事業の内容:電気通信関連技術の成果展開及び販売
  (6)当社との関係:資本関係、人的関係、取引関係のいずれに関しても該当事項はありません。

4.取得株式数の状況
  (1)異動前の所有株式数     0株(所有割合0.0%)
  (2)取得株式数    528株(取得価額105百万円)
  (3)異動後の所有株式数    528株(所有割合66.0%)

5.日程
   平成19年5月31日   臨時取締役会決議
   同日   払い込み及び株式取得

6.連結業績の見通し
上記子会社の連結業績に与える影響につきましては現段階では未定です。
あきらかになり次第開示する予定です。

以上