ATRの新たな基本理念&社長ご挨拶

新たな基本理念

ともに究め、明日の社会を拓く
情報通信関連分野の先駆的研究とイノベーション創出で課題解決に取り組む
私たちの存在価値
私たちの文化
●研究機関の視点でイノベーションエコシステムの発展に寄与します
●社会課題に加え、創出型課題に取り組みます
●先見力と挑戦心をもつ人材を輩出します
※創出型課題:研究者自らが見出し挑戦する課題
●他機関との協働や人材交流をオープンに推進します
●国際的見地で価値を追求します
●けいはんな学研都市の発展に中核的な役割を果たします


ご挨拶

令和 6年 7月


Asami

 代表取締役社長 
 浅見 徹 
 ATRは創業以来掲げていたコーポレート・アイデンティティを37年ぶりに一新しました。ICT分野の研究サイクルが短くなったことを踏まえ、創業時の基礎研究志向に社会課題解決やイノベーション志向を加えた研究機関への脱皮を目指します。
 現在の日本は、労働者の半数が正規雇用労働者でなくなり、自己研鑽の機会を奪われています。練度の低下は幸福感につながる個人の課題でありますが、同時に社会経済的な課題でもあります。喧伝されているデジタルトランスフォーメーションや働き方改革の意義はこの社会課題の解決にあると思います。
 2010年代半ばから立ち上がった第3次AIブームは、生成AIの出現により加速し、シンギュラリティが危惧されています。しかし、新しい科学技術に単に追い回されるのではなく、皆が面白がって使いこなし、それが人間の能力向上につながる「いのち輝く」社会も目指せるはずです。
 ATRは大阪・関西万博でアバター共生社会を推しております。アバターを手始めに、科学技術と人間の共生社会をシステム設計することが真のイノベーションであり、ATRもその一端を担ぎたいと思います。
 今後とも、ご支援、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。