プレスリリース


2019年 7月 30日

けいはんなリサーチコンプレックス
(公財)関西学術研究都市推進機構
(株)国際電気通信基礎技術研究所(ATR)
Mitacs

ATRと カナダ有数の研究支援機関Mitacsが覚書を締結
~けいはんな学研都市での若手研究者の交流とイノベーション・エコシステムの構築を強化・加速成~

 関西文化学術研究都市(けいはんな学研都市)で世界に冠たるイノベーション創出を目指す「けいはんなリサーチコンプレックス (以下「けいはんなRC」)事業」において事業化支援・イノベーションハブ推進活動を担う株式会社国際電気通信基礎技術研究所(以下「ATR」)と、若手研究者を介した産学連携、国際共同研究によりイノベーションの基盤を育む活動を行うカナダ有数の非営利機関であるMitacsは、若手研究者の交流とイノベーション・エコシステムの構築における連携に関する覚書を締結しました。

 ATRは、1986年の会社設立以来、世界66ヵ国、2650名を越える外国人研究者の受入れを通じて培ってきた実績とノウハウを活用し、けいはんなRCにおけるグローバル人材交流プログラムとして「けいはんなインターナショナルインターンシッププログラム」を立ち上げ、けいはんな学研都市等に立地する企業への研究系およびビジネス系グローバル人材の受入れ支援を行っています。

 本覚書によりATRは上記のプログラムの枠組みを拡充するとともに、大学院生や博士研究員等の若手研究者の交流に基づく産学共同研究の実施、両国間の学術研究交流の強化およびイノベーション・エコシステムにおける連携活動の推進を通じた、けいはんな学研都市におけるグローバルイノベーションエコシステムの構築を強化・加速します。


■けいはんなリサーチコンプレックス事業について
文部科学省・国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が支援する「世界に誇る地域発研究開発・実証拠点(リサーチコンプレックス)推進プログラム」の実施拠点として、けいはんな学研都市の45機関が参画(中核機関:公益財団法人 関西文化学術研究都市推進機構(KRI))し、国内外のイノベーション都市・拠点との連携を重視しながら、i-Brain(脳・人間科学技術)とICT(情報科学技術)をコアとする技術開発、プロデュースマインドを持った人材の育成、大学・研究機関・大手・中堅・中小企業・ベンチャー・地域住民の共創によりイノベーションの連鎖を自律的に引き起こす「イノベーション・エコシステム」の構築に取り組み、「人が渦巻くけいはんな」、「高収益事業が生まれるけいはんな」、「世界へ飛翔するけいはんな」の実現を目指す。
URL:https://keihanna-rc.jp/

■株式会社国際電気通信基礎技術研究所(ATR)について
所在地:京都府相楽郡精華町光台二丁目2番地2
代表者:代表取締役社長 浅見 徹
事業内容:脳情報科学、ライフ・サポートロボット、無線通信などの情報通信分野と生命科学に関する研究開発及び事業化など。けいはんなRC事業では、事業化支援及びイノベーションハブ担当として、グローバルなマッチング、スタートアップ支援などを担う。
URL:https://www.atr.jp/

■Mitacsについて
カナダ国内60大学と4000以上の企業との連携関係をもつ非営利法人として、産業・社会イノベーションを担う若手人材を国内外で早期発掘・支援し、産学共同研究に巻き込むことでイノベーションの基盤をつくる活動を行っている。カナダ連邦/州政府・大学・産業界からの資金により運営され、過去18年間に国内で2万件以上の若手研究者を媒介とした産学共同研究を組成。国際面では12の他国政府機関とMOU を結び、大学間の若手研究者交流に対して資金援助を行う他、国内で実施している産学連携事業を海外展開(カナダ若手研究者の海外企業派遣)している。
URL:https://www.mitacs.ca/en
■Mitacsによる発表文はこちら
 ☞ https://www.mitacs.ca/en/newsroom/news-release/japan-canada-partnership-creates-opportunities-research-connections
■本件に関するお問い合わせ
○けいはんなリサーチコンプレックス
 広報担当 中嶋、辰巳(ATR)、山戸(KRI)
 Email: rc-presspr@keihanna-rc.jp
 TEL: 0774-95-1176(ATR)、0774-95-5047(KRI)