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　脳情報研究所では、脳機能の計算論的理解に基づき、脳内情報を解読し、身体機能の治療、 回復、補綴、補完を可能とするBMIを開発、臨床応用と情報通信に役立てることをめざしています。
心の状態を脳信号から解読（デコード）する技術開発を通し、身体を介さない新たな情報通信技術の確立や、 脳の運動制御・学習メカニズムに基づく、失われた機能を回復するための新しいリハビリテーションの提案、 また脳とロボットをつなぐ未来の情報通信端末や、人間の運動機能の再建や運動補助のための技術開発を推進しています。

♦脳情報デコーディング

∼心の状態を脳信号から解読する脳情報デコーディング技術の開発∼

♦運動機能の学習と回復

∼BMI技術をつかった脳卒中リハビリとリハビリデータベースへの取り組み∼

♦動作支援のための外骨格ロボット

∼リハビリテーション応用を目指した外骨格ロボットによる動作支援∼

♦ヒューマノイドロボットの運動学習

∼環境のモデルを用いた効率的な運動学習の実現∼

　認知機構研究所では、最先端の脳活動計測法や計算機による脳機能のシミュレーションを用いて 、ヒトの高次脳機能を解明し、コミュニケーション支援や使いやすいインタフェースの開発に役立てます。 ヒトの知性と適応性と支える認知と学習のメカニズムを、計算理論・心理実験・脳活動計測を組み合わせて解明し、 脳の原理の理解に資すると共に、ユーザーを補助するインタフェースの開発、 新たな教育やコミュニケーション能力の向上方法を提案します。 また、脳の状態を望ましい方向に導くことを可能とする「デコーディッドニューロフィードバック(DecNef)」法を開発し 、この手法を使い、脳の機能の理解を深めると共に、慢性疼痛や脳の様々な病気の新しい治療法の開発を目指します。

♦人間の適応性を高めるインタフェース技術

∼ユーザーを支援し向上させるインタフェースの基礎技術∼

♦新しい脳神経科学の方法、DecNef法

∼脳の状態を望ましい方向に導くことを可能にする技術∼

　脳活動データは複雑な時空間変動をもつ大容量データです。 大容量データから意味のある情報を取り出す手法の研究は、神経科学の発展のための不可欠な要素となっています。 当研究所では数理・物理的な知見に基づいて、複数計測統合による計測精度の向上のための研究や、 脳活動から意図を読み出し外部デバイスを操作するブレイン・マシン・インタフェースの研究を行っています。 脳活動データの解析手法の開発を通じて、神経科学の基礎および応用研究に貢献することを目指しています。

♦内的な脳活動を明らかにする新技術

∼いつ生じたかわからない主観的な脳活動を捉える解析技術∼

♦高密度近赤外光センサを用いた3次元脳活動推定

∼近赤外光計測から3次元脳活動位置を同定する∼

♦階層ベイズ脳活動推定ソフトウェア VBMEG

∼高い時空間分解能で脳活動を推定する∼

♦実環境における脳情報解読を目指すネットワーク型BMI

∼環境知能と大規模計算を利用した日常生活対応BMIへの挑戦∼

♦脳活動から手の動きを解読予測する手法

∼複雑な手・指の動きを脳活動から再構成する方法の研究∼

♦運動・認知処理を知るための神経的人間工学手法

∼フライトシミュレータ操縦時の脳活動を見る∼

　知能ロボティクス研究所では、生活に役立つロボットの実現をめざして、 親しみやすく対話できるコミュニケーションロボットを研究しています。 ここでは、人と話す感覚で暮らしや健康を支えるロボットや、 環境に調和して様々なサービスを提供できるロボットなどの研究を行っています。 また、人の特性を考慮した英語学習システムや行動に基づいて新しいサービスを提供する技術についても研究しています。

♦暮らしと健康をアクティブに支えるユビキタスネットワークロボット技術

∼人々の暮らしと健康を、スマホ、ロボット、センサが連携して支える技術を紹介∼

♦群衆を読み解く～歩行者の動きに基づく属性抽出技術～

∼歩行者の動きから、何に注目して誰と一緒なのかなどを推定する技術を紹介∼

♦人とロボットが調和する街角の情報環境の構築

∼街角を移動して人々と対話するロボットの研究について紹介∼

♦英語学習効率を飛躍的に伸ばすeラーニング環境

∼大学や企業が参加する英語学習システムと学習効果を紹介∼

♦交通事故低減に向けた運転状態の見える化技術

∼運転者の状態を周囲と共有して事故防止につなげる研究について紹介∼

♦リアルタイム安全運転アドバイスシステム

∼運転をしているときに安全確認のポイントをアドバイスする研究を紹介∼

　石黒浩特別研究室は、 著しい業績を上げている石黒浩ATRフェローの独創的なアイデアに基づく研究を奨励・促進する目的で設立されました。 本研究室では、常に「人とは何か」と人の本質を問いながら、 人に近いロボットを用いた新たな人間調和型のコミュニケーションメディアの実現を目指します。

♦人の存在を伝達する携帯型遠隔操作アンドロイドの研究開発

∼何時でも何処でも人の存在を伝達できる携帯型遠隔操作アンドロイドの開発∼

　適応コミュニケーション研究所では、私たちの生活の安全・安心、環境・効率、 快適・利便の向上を図る将来のユビキタスネット社会のための通信・サービス技術の研究・開発を行っています。
今回の展示では、必要なときだけ目覚めることで消費電力を削減する無線通信ネットワーク、 クルマ同士の相対位置を高精度で取得する協調測位技術、限られた電波資源を有効利用する無線技術、 地域の特色を活かしたマニュアルデザインなどの研究・開発の成果を紹介します。

♦電波オンデマンドネットワーク

∼消費電力を抑えた環境にやさしい無線通信ネットワーク∼

♦移動体間端末協調衛星測位技術

∼クルマ同士の協調測位で相対位置を高精度に取得∼

♦広帯域離散OFDM技術

∼空き周波数帯域にサブキャリアを離散的に配置するOFDM∼

♦地域指向のマニュアルデザイン

∼生活習慣や文化の差異を考慮したマニュアルのデザイン∼

♦公衆網自営網連携コグニティブ無線アクセスネットワーク

∼周波数の有効利用を図ると共に、信頼性の高い通信路を実現∼

♦ライフログ技術による自己観照

∼スマートフォンを活用した認知行動療法基盤∼

　波動工学研究所では、電波を自在に操り、必要な情報を、必要とする対象に効率良く届ける通信技術や、 革新的な電波応用技術の確立を目指した研究開発を行っています。 この一環として、携帯電話から衛星通信まで、各種システムで使用される電波の利用効率を高め、 混雑した状況でも多くの利用者に快適なサービスを提供するための技術や、各種機器間、 および機器内の情報伝達をワイヤレス化し、信頼性を損なわず設置・運用自由度の大幅向上と省資源化を達成する技術、 さらに飛び交う電波からエネルギーを回収し、非常時等に電源として活用する技術などを検討しています。

♦将来移動通信の大容量化に向けた非線形マルチユーザMIMO技術

∼伝搬環境によらず安定した大容量伝送を実現する無線伝送技術∼

♦衛星通信における多偏波空間多重伝送技術

∼衛星通信におけるさらなる大容量化を目指した無線伝送技術∼

♦電磁波エネルギー回収技術

∼空間電波によるエネルギーハーベスティング技術∼

♦輸送機関のハーネスのワイヤ レス化技術

∼装置の軽量化やCO2排出削減に資する線材（ハーネス）の無線化技術∼

♦業務用無線向けVHF帯可変指向性アンテナ

∼業務用無線の安定した通信確保とデジタル化時の通信可能距離拡大技術発∼

♦M2M型動的無線通信ネットワーク構築技術

∼QoE向上を実現する自律分散無線ネットワーク構築技術究∼

♦無線干渉とその可視化技術 ～つながりにくい原因を探します～

∼無線システムの通信障害を引き起こす要因とその探索技術∼

ATRは、その研究成果を世界中で展開するために、ATR-PromotionsをはじめとするATR関連会社を設立しています。 ATR関連会社が提供する、ビジネスソリューションを見て、触れて、体験してください。

株式会社ATR-Promotions
　ATR-PromotionsはATRの特許情報の提供、許諾業務の支援、 ならびにATR技術を用いた製品開発と販売を目的として2004年に設立されました。 今回は小型無線ハイブリッドセンサ、関連ソフト、および脳研究支援のサービス事業を紹介します。

♦ATRグループが提供するビジネスソリューション

∼ATR関連会社による成果展開事業の紹介∼

♦小型無線多機能センサ"TSND121" & ソフトウエアファミリー

∼加速度・角速度・地磁気・気圧・温度を測定する多機能センサの紹介∼

♦Bluetoothを用いた位置検出システム

∼Bluetoothを使って屋内での人や物の所在を自動検出する技術∼

♦WiFiを用いた超低消費電力リモコン受信モジュール

∼携帯電話から簡易な構成で家電機器をリモート制御する技術∼

♦脳研究をビジネスに活かしませんか

∼ビジネス分野に実績がある脳活動イメージング研究支援の紹介∼

株式会社ATR Creative
　2005年に㈱ATR-Roboticsとして設立され、2012年7月にATR-promotionsのミュージアムメディアグループと統合し、 ATR Creativeとして生まれ変わりました。 ATR Creativeは、ミュージアム関連システムの提供や「ちずぶらり」 を中心としたスマートフォンアプリやWebサービスの展開とデザイン、開発、運用のノウハウを活かし、 今後ますます多様化する市場やニーズに迅速・的確に対処いたします。
今回は、「博物館向けの展示紹介システム」と「ちずぶらりのWebでの活用法」を紹介します。

♦ATRオープンハウス2012 デジタル総合案内

∼美しい画像をタッチで直感的に操作する、展示物紹介システム∼

♦「ちずぶらり」現在位置表示の機能を活かし、観光地図を持ち歩こう

∼スマートフォン向け地図アプリ “ちずぶらり”のデモとWebでの活用法∼

ATR Learning Technology株式会社
　ATRで生まれた英語学習支援システム「ATR CALL」の技術と㈱内田洋行の教育支援ノウハウを融合し、 新しい学習の場を創成することを目的として2008年に設立されました。 今回は「TOEICテスト新公式問題集」搭載のｅラーニングシステム「ATR CALL BRIX」を紹介します。

♦グローバル企業が次々採用！「ATR CALL BRIX」

∼グローバルな英語力を育成する"ATR CALL BRIX"デモ∼

株式会社ATR-Trek
　ATRの音声技術と㈱フュートレックの組み込みソフト開発技術を融合し、 携帯電話等への音声技術・翻訳・合成技術展開を目的として2007年に設立され、 携帯電話用音声翻訳アプリ「しゃべって翻訳」等のサービスを提供しています。 今回は多くの言葉、文章に対応した「大語彙版スマートフォン用音声翻訳アプリ」を紹介します。

♦大語彙版　スマートフォン用音声翻訳アプリ

∼最新の音声翻訳システムを用いての日英・日中音声翻訳アプリのデモ∼